AMASHIfes2026で感じた“変わりたい”という熱量
2026年5月23~25日の3日間、あん摩マッサージ指圧師という国家資格の未来を考えるイベント「AMASHIfes2026」が熱海にて開催されました。
主催は「あましの会」で、私はの広報を少しお手伝いさせていただきました。
↓自分のインスタでは速報リールを投稿しました!
お手伝いしたいと思ったきっかけは、昨年の「AMASHIfes2025」@都内山奥の古民家への参加。初めましての方の中に飛び込むのは得意で、且つ面白かったので、面白い業界に転身できた!と思いました。
今年のメインは中日の24日で、X上では、 のハッシュタグを通じて、多くの参加者や関係者が当日の様子を発信していました。特定の登壇内容だけでなく、会場の空気感、参加者同士の交流、業界への危機感、そして“まだまだ変われる!”という期待感まで共有されていたのが印象的でした。
投稿全体から見えてきたのは、「ただ群れるイベント」ではなく、“あん摩マッサージ指圧師という職業の存在価値を再定義したい”という熱量です。
今回のイベントは、昨年からさらにパワーアップして、「技術」「発信」「教育」「経営」「キャリア」「他職種連携」といったテーマが横断的に扱われたのでした。

技術だけでは選ばれない時代へ
従来、あん摩マッサージ指圧師の世界は、良くも悪くも“徒弟制”的な文化が色濃く残っていたようです。技術は見て盗む。現場で覚える。先輩の背中を追う。そのような文化が長く受け継がれてきました。その価値は今でも決して失われていません。しかし、それだけでは現代社会の変化に対応しきれなくなっていることも、多くの参加者が共通して感じていたように思います。
会場では、SNSや動画発信を活用したブランディングの話、解剖学や運動学を踏まえた施術の再構築、他資格との協働、地域での役割づくり、さらには若手施術者の働き方やキャリア形成についてまで、多角的な議論が交わされていました。
特に印象的だったのは、「資格を持っているだけでは選ばれない時代」という危機感です。
これは、“だからこそ何を学び、どう社会に価値を届けるか”という前向きな問いとして共有されていました。
あん摩マッサージ指圧師は、日本独自の医療文化の中で培われてきた資格です。触れること、観察すること、身体全体を診ること。その強みは今後も失われません。
しかし、現代の医療・ヘルスケア領域では、科学的根拠、説明責任、多職種連携、情報発信力など、“技術以外の能力”も強く求められています。
今回のAMASHIfes2026は、その変化を多くの施術者が自覚し始めていることを示す場だったように感じました。



問題提起の先にある“継続”の難しさ
こうしたイベントに参加すると、毎回考えさせられることがあります。
それは、「問題提起のその先の解決に向かう動きは圧倒的に難しい」という現実です。
実際、私自身が前職時代、業界活性化のための活動に関わっていました。 勉強会や参加型イベントを開き、情報交換をし、現場の課題を共有する。
しかし、その次の“継続・発展する仕組みを作る”段階になると、一気に難易度が上がりました。
なぜなら、そこには推進するための根気とリソースが必要になるからです。
個人の努力と組織の力、そのトレードオフ
業界を発展させるためには、発信・広報を続け、教育を整備し、業界を飛び越えて一般社会に価値を理解してもらう必要があります。
それらは善意だけでは維持できません。
属人的な活動は、疲弊すれば活動が止まってしまいます。
だからこそ、「個人の努力」と「組織の力」の両方が必要だと強く感じています。
個人には、機動力があります。 学び直しもできます。 SNSで発信もできます。 地域で小さな挑戦を始めることもできます。
実際、今の時代は、一人の施術者の発信が業界全体のイメージを変えることすらあります。
制度を動かす、教育を変える、待遇を改善する、社会認知を広げる——そうした“大きな変革”には、どうしても組織力が必要になります。
ここには明確なトレードオフがあります。
個人は自由度が高い一方で、影響力には限界があります。 組織は大きな力を持てますが、意思決定は遅くなり、理想だけでは動けません。
だから重要なのは、
個人が現場から挑戦し続け、その実践を共有し、それを組織が支え、広げ、制度化していく。 この循環を作れるかどうかが、これからのあマ指業界にとって大きな鍵になると感じています。
その受け皿となる熱量の高い組織母体がまさに「あましの会」であり、既に動いている先輩たちのサポートから始めてみたいと思っています。今の自分の実力でできることで役に立てたら嬉しいです。
これからのあマ指業界が目指す方向
今回のAMASHIfes2026を通して感じたのは、あん摩マッサージ指圧師という資格が、単なる“昔ながらの手技職”ではなく、これからの地域医療やヘルスケアにおいて再評価される可能性を持っているということです。
超高齢社会が進む中で、慢性痛、フレイル、孤立、ストレス関連症状など、“長く付き合う不調”への対応力が求められています。その中で、身体に直接触れ、全身を観察し、患者と継続的に関わることのできるあマ指師の役割は、今後さらに重要になっていくはずです。
一方で、その価値は待っているだけでは社会に伝わりません。
現場レベルで学び続けること、科学的根拠を踏まえて説明できること、そして地域や他職種とのつながりを作っていくことが必要なのだと思います。
小さな実践を積み重ねる個人が増え、その動きを組織やコミュニティが支えられるようになったとき、業界全体は少しずつ変わっていくのではないでしょうか。
AMASHIfes2026は、そうした未来への可能性を感じさせるイベントでした。



私自身がこれから取り組む課題
私自身はというと、現在、あん摩マッサージ指圧師養成校の2年生です。
まず取り組むべきことは、シンプルに、勉学に励み、国家資格を確実に取得することです。
知識も技術もまだ発展途上であり、理想だけで業界を語れる立場ではありません。だからこそ、解剖学、生理学、運動学、東洋医学、そして臨床現場で必要となる基礎を地道に積み重ねていきたいと思います。
あと、施術を受けることも勉強と思って、あマ指の施術を有料で受けることも惜しみません。
ここまで読むとただの生真面目ですが、楽しく学べる場が「あましの会」にあることがありがたいです。
現場に出た後も学び続け、科学的根拠と実践経験の両方を大切にしながら、さらにあマ指の価値を社会へ発信していきたいです。
AMASHIfes2026を通じて感じた熱量を、一過性の感動で終わらせず、自分自身の行動につなげていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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