「ITカンファレンスに、指圧?」
そう聞くと、少し意外に感じるかもしれません。
先日9月26日、中野セントラルパークカンファレンスで開催された「Platform Engineering Kaigi 2026(#pek2026)」に、SHIATSUCAMP(しあつ きゃんぷ)さんが指圧ブースを出店しました。
私は今回、その受付のお手伝いをさせていただきました。
11時から17時まで、ひとり約5分。足達さんと荒木さんのお二人は、ほぼノンストップで施術を続けていました。お待ちの列ができる時間帯もあり、二人合わせて60~70人ほど施術したのではないかと思います。……ちゃんとカウントしておけばよかった(笑)。
でも、私が今回一番印象に残ったのは、人数の多さだけではなく、
「この場所と指圧、実はかなり相性がいいのでは?」
受付をしながら、そんなことを感じていました。
SHIATSUCAMPとは?
SHIATSUCAMPは、音楽フェスや社内イベント、カンファレンスなど、さまざまな場所に指圧ブースを出店するなどの活動をされている組織です。出店実績はなんと10年以上・・・!

足達さんと荒木さんは、卒後15年以上のクラスメイトコンビ。
普段は、それぞれがご自身の事業として訪問マッサージや施術所での治療を行っていますが、同じ志をもってSHIATSUCAMPとして協同されています。
私自身、日頃から大変お世話になっている、浪越学園OBの尊敬する先輩方です。足達さんとは昨年のAMASHI fes2025で知り合い、荒木さんには先日、訪問マッサージの現場に同行させていただきました。

そして、このお二人。いわば「真逆の凸凹コンビ」。
それなのに、むしろ相性は抜群なのです。
イベント出店だけでなく、ポッドキャストなどでも積極的に発信されていて、私自身、この業界に対するイメージが変わるきっかけになったお二人でもあります。
卒後もずっと指圧師として切磋琢磨されていて、こういうクラスメイトって宝だなと思います。
Platform Engineering Kaigi 2026とは?
Platform Engineering Kaigi 2026は、プラットフォームエンジニアリングに関する知識や経験を共有するテクノロジーカンファレンスです。2026年は「AI Native Platform Engineering」をテーマに、9月26日に中野セントラルパークカンファレンスで開催されました。

ITカンファレンスと指圧の相性がいい理由として、まず思い浮かぶのは、デスクワークによる肩や首、背中の疲れです。
ただ、私はそれ以上の相性の良さも感じました。
技術や知識を扱い、頭をフル回転させる人たちが集まる場所。そんな会場で、いったん仕事や技術の話から離れて、5分間だけ身体に意識を向ける。
頭を使う場に、身体をケアする時間がある。
指圧は、単に「凝った身体をほぐすもの」としてだけでなく、カンファレンスを構成する体験の一つとして、自然に存在できていました。

「指圧を受けたことがない」という人も
受付をしていると、「指圧って受けたことないんです」という方も来てくれました。中には、リラクゼーションと指圧の違いがよく分からないという方も。
でも、私はそれがとても良いことだと思いました。
「指圧を知らない人」が来てくれる。それこそ、こういうイベントに出店する意味の一つだからです。
今回、会場内の指圧ブースは見かけ上「無料」で利用できました。もちろん、イベントそのものには参加費があります。
参加者はカンファレンスに参加するために会場へ来ていて、その中に指圧や、たこ焼き、クレープなどのコンテンツが用意されている。SHIATSUCAMPさんは、主催者側からのご依頼を受けて出店しています。
この仕組みなら、「わざわざ指圧店を予約するほどではないけれど、ちょっと受けてみようかな」という人にも体験してもらえます。
あマ指を知ってもらう入口として、とても面白い仕組みだと思いました。
受付を手伝って見えたもの

どんな人が指圧に興味を持つのか。「初めてです」と言う人がどのくらいいるのか。施術を終えた人が、どんな表情でブースを出ていくのか。
そして、足達さんと荒木さんが、次から次へと来る人を相手にしながら、決して流れ作業のようには扱っていないこと。
6時間、ほぼノンストップ。それでも、そこから感じたのは「何人こなすか」という業務感ではありませんでした。
「一人でも多くの人に、あマ指の存在と価値を伝えたい」
という思いでした。
お一人5分にしているのは、より多くの方に施術を受けてもらいたいから。という明確な理由がありました。
あマ指が外の世界とつながるために
これまでSHIATSUCAMPさんの活動は存じ上げていましたが、実際にお仕事を手伝ってみて、「あマ指師が外の世界とつながる方法」を一つ見せていただいた気がします。
あマ指師の仕事を説明するだけではなく、実際に体験してもらう。しかも、あマ指とは一見関係のない場所に出ていく。
ITカンファレンスなら、デスクワーカーの身体の疲れという分かりやすい入口があります。それに加えて、頭を使い続ける人たちが集まる場だからこそ、身体にも目を向ける時間を提供できる。
さらに、屋内のカンファレンスなら、野外イベントのようにテントを張る必要もありません。イベントの一つのコンテンツとして、しかもかなり求められて、指圧が自然にそこにある。
そんな形なら、これまで指圧に縁がなかった人にも届いていくのではないでしょうか。
足達さん、荒木さん。貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。
そして、Platform Engineering Kaigi 2026で指圧を受けてくださった皆さん。これをきっかけに、「指圧って何だろう」「あマ指師って何をする人なんだろう」と、少しでも興味を持ってもらえたらうれしいです。
あマ指師が、もっといろいろな場所に出ていく。
その先には、まだ私たちが知らない「あマ指の景色」があるのかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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